鍼灸治療院 ナチュラルスタイル

私が臨床に取り入れているYNSA(山元式新頭鍼療法)。 日本ではあまり知られていませんが海外では有名な鍼治療で世界にはYNSAを行っている治療家は数万人いると言われています。

私はYNSAの真髄に触れるため、創始者の宮崎県の医師・山元敏勝先生から弟子としてYNSAを学んでいます。

山元先生は現在89歳。今も臨床の場で治療を行っているわけですからそのパワーには驚きです。 山元先生のクリニックには様々な症状でお悩みの患者さんが全国各地から来られています。 私が勉強に行った時も運動器疾患以外に脳卒中後遺症、パーキンソン病、帯状疱疹後神経痛、重度な難聴、皮膚炎など様々で、近隣のホテルに泊まり込みで治療を受ける方や海外からYNSAを行う医師の紹介で来ている方もいました。

実際に山元先生の治療を見学させていただきましたが衝撃の連続。脳卒中後遺症で片麻痺の患者さんが、座って診断をして鍼を打つと数分後には麻痺側上肢の可動域に変化や、車椅子から二人介助がないと立てない状態が自身で立てたりと。 嘘でしょ？と目を疑うものばかりです。

帯状疱疹後神経痛の患者さんは、薬も効かない苦痛の日々がYNSAをしてもらった直後に楽になったと言っていましたね。

山元先生の(どの様な症状でも)決して諦めない事と、患者さん目線で悩みに対して真剣に向き合い一人ひとり丁寧に対応される姿勢は、本来の医療のあるべき姿ではないでしょうか？

山元先生への質問の時間のこと。 参加している先生が、『山元先生のようなお方でもこれまでの臨床で分からない、治せない症状はありましたか？』と質問すると 山元先生『、、、ワシも分からん事がいっぱいあるんじゃ、、、ありましたな、、、。分からんから常に考え患者さんの治療を続けるんじゃなかろうか、、、』 とても印象に残っています。 山元先生は四六時中、患者さんの症状とYNSAの事を考えているそうです。その為、現在もYNSAは進化していて実習では参考書にも載っていない新しい治療点や診断方法を先に教えていただきました。

参加者『先生、それは何ですか？見たことがありません。(参考書にも)載っていないようですが？』と質問すると、 山元先生『これは、、まだ公表しとらん、、カッカッカ(笑)』と。 私は山元敏勝先生を師事し、これからも患者さん喜びを一番に考え技術向上や臨床に励み続けます